日本のナショナルフォーミュラであるF4レースはJAF地方選手権として、今年は東日本と西日本の2シリーズで各6戦が開催されます。 1850ccエンジンを搭載するF4は、FJ1600とF3の間を埋めるカテゴリーとして1993年に誕生しました(当初は『FJJ』と称されていました)。当時、FJ1600からのステップアップカテゴリーとして位置付けされていたF3のハイレベル化に伴い運営コストが高騰、コストギャップの拡大からステップアップが非常に困難な状況となっており、ドライバーやプライベートチームに大きな負担と困難をもたらしつつありました。 このような時代背景のもと、より多くの人が参加できる本格的フォーミュラを−。そんな声に応えるべく、F4は誕生したのです。 シャシーはF3をベースとした本格的なものですが、コスト軽減を重視するために高価な材料(カーボンやチタン等)の使用を禁止し、主要部品は認定制度として価格規定までをも採用した結果、コストの低減と同時にイコールコンデション化を実現しました。タイヤはヨコハマ製ワンメイク。パフォーマンスはF3とほぼ同等で、マシンセッティングもF3同様に自由に出来ることから、ベテランドライバーにとってはノウハウの見せどころであり、若いドライバーにとっては経験の蓄積に大変価値があるものになります。 以上のようなパッケージをまとったF4、その性能はラップタイムがF3の約90%、コストがF3の約1/3と、“高性能のフォーミュラレースを安い費用で”とのコンセプトをこの上なく明快に表わしているといっていいでしょう。 近年、F4の参加層はひろがりを見せ、ステップアップをめざす若いチャレンジャーに加えて、経験とドライビングテクニックに長けた、そしてフォーミュラレースに生き甲斐を持たれている方々の参加が増えつつあります。そのことがまたF4レースを内容の濃いものにしています。また、特認ライセンスにより16才からの参加が可能で、昨年は10代の選手が大活躍するなど、F4は再び、若手ドライバーの育成カテゴリーとしても注目されています。 今年は4ポットブレーキキャリバー及びブレーキローターもベンチレーテイッドが使用可能となり、これにより夏季のレースでブレーキに厳しかったサーキットに対応しています。 また、新しくなった富士スピードウェイでのレースも組み込まれ、興味あるシリーズとなります。 こうして、今年も各地で若手とベテランの入り混じった好ヒートが展開されることでしょう。
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F4シリーズは、さまざまなシリーズ賞典が充実しています。